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2020年度 第7回 六華ゼミ 報告

 11/13(金)、六華ゼミの第7回目が開催されました。

講師は、一般社団法人アニメツーリズム協会理事兼事務局長 寺谷圭生さん。

 

アニメツーリズム~「価値の共創」と「ありがとうの循環」~をテーマにお話して下さいました。

今回は急遽リモート形式での開催となりました。オンラインを活かし、今月公式オープンしたばかりの注目スポット、文化複合施設「ところざわサクラタウン」にある真新しいオフィスからの実況中継に、冒頭からワクワクです。

最難関大学在学当時はひたすらソフトテニスに明け暮れる日々。テニス漬けの生活は、現在の寺谷さんの人生の要素となっていることが講義の結びでわかりました。

 

就職活動を経て、出版社へ入社。当時は500名だった社員数が現在はグループを含めると10倍の規模となる会社の変遷に寄り添い、その都度自分の置かれた立場で苦手分野と対峙しながらもミッションをクリアしていく姿勢に感銘を受けました。

その後、会長秘書に抜擢された寺谷さん。世界のトップが集まる名だたる会合へ数々出席し、貴重な経験をされました。新しい事、世にない事に挑戦し進化して行く会社の重要なポジションとして、「夢のような構想」を具現化して行く様子は圧巻です。

現任である一般社団法人アニメツーリズム協会理事兼事務局長として携わる、「アニメツーリズム」とは。アニメ聖地巡礼を通して、作品・地域・企業・ファンの四者がお互いにリスペクトし合い価値を高め合う事が本質であり「価値の共創」が行われ、それぞれがそれぞれ貢献し「ありがとうの循環」を作る。その関係性をサポートする活動をされています。

「価値の共創」と「ありがとうの循環」、これは日常生活、人間関係においても繋がる、人の本質であると感じました。

文系進路のアドバイスとして、文系領域である人間とは不完全で不自然で不調和であり、その不完全さゆえに努力して成長して行くプロセス、そして助け合い支え合うことこそが人生の素晴らしさであると語ってくださいました。

「やるべきことをやり、やらざるべきことをやらず、自分を大切にし、人を大切にでき、それらに感謝できている時に、不完全な人間が「自然体」になれるのかもしれません」

特に寺谷さんが力強く伝えたいシーンでは、一斉にペンを走らせる多くの生徒の姿が印象的でした。

学生時代のテニス三昧から、現在は津田塾大学でコーチをされているそうです。人生は続くよどこまでも。

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ゼミ後のアンケートでは、寺谷さんのメッセージが現役生の心に響いたと感じる内容が沢山ありました。

人間は良い面と悪い面がある。それを分かった上で尊敬しあえると良い。という話が心に残りました。

やりたいことはいずれできる、今やるべきことをやった方がいいというのが印象に残りました。

人間は一人一人では偏っていたり、不完全だったりするので、だからこそ協力して一つのものを作ることを大切にして行くべきなのかなと思いました。

KADOKAWAだいすき!!!!!

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