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2020年度 第5回 六華ゼミ 報告

 

10/30(金)、六華ゼミの第5回目が開催されました。

 

講師は、石塚幹信さん。

「演奏家とは、演奏をする人だけでなく、作詞家、演出など直接演奏しない人も含まれる」と言い切る彼は、声楽家、合唱団メンバー、音楽監督、声楽研究会代表など、多彩な顔をもつ「異色の音楽家」。

それゆえに、ご自身の話を「参考にならない」と謙遜されていましたが、「スターばかりが音楽家ではない」「プロ演奏家とは、誰かのために演奏できる人」など、音楽家を目指す現役生にとってはもちろん、他の道を目指す生徒さん、現在模索中の生徒さんにとっても大変示唆に富むお話でした。

途中、石塚さんとともに活動されているピアニスト吉泉善太さん(南42期)も登壇され、18年間のドイツでの生活について、お話を聞かせてくださいました。

お二人の話は、現役生にとって、貴重な学びの機会となったようです。

アンケートの一部を紹介します。

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本当に楽しかったです!!!!私は中学校の時合唱をやっていて国立の大学の説明を聞いたほどです。合唱をやってる伺いとても親近感が湧きました。私も将来音楽についての道に進みたいです!!

 

とても興味深い講演でした。1つの道に進む必要はないと教わったような気がします。色々なことをやってみるのも1つの手だと感じました。面白かったです。

 

今、音楽教員を目指すか、保健学科に進学するか、けっこう迷っています。とてもいい機会でした。ありがとうございました。

 

私は現在、ミュージカルに出たりしていて、将来の職業の選択肢として、音楽の道も考えていたため、とても参考になりました。本当にありがとうございました。

 

非常に興味深い話でした。さまざまなことをやって生きていきたかったので参考になりました。ありがとうございました。

音楽家というのは人に支えられて成立する仕事という言葉がとても印象的でした。スターになるだけがプロの音楽家ではないという事も聞いて、人に感謝し、常に謙虚な気持ちを持って仕事に望めるのが本当のプロなんだなと思わされました。

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この日はハロウィン前日。仮装をして参加する現役生も多く、真剣な眼差しとのギャップが印象的でした。

石塚さん、吉泉さん、ありがとうございました。