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2020年度 第3回 六華ゼミ 報告

9/25(金)、六華ゼミ2020の3回目が開催され、華岡青洲記念病院 心臓内科医長である管家鉄平さんが「医師を⽬指す若者たちへのエール〜いま、何を感じるべきか〜」と題して講演を行い、約150名の現役南高生が耳を傾けました。

 

「医師になる前の過程、なった後の過程」「自分の学生時代」「医師を目指す若者たちへのエール」と3つのセクションにわたり、医学部を目指す生徒のためになる情報を織り交ぜながら、自身ならではの経験と、その中で大切にしてきたものや考え方を語っていただき、医師志望者をはじめとする多くの現役南高生の心に熱く響く、濃密な1時間半となりました。

 

野球部キャプテンとして甲子園を目指した日々、怪我、浪人生活、その最中に襲ったアクシデント・・・。失敗や困難に直面しながらも医師への道を目指し続けその夢にたどり着いた、その最中の様々なエピソードには、生徒のみならず、スタッフとして参加した同期の我々も胸を打たれました。

 

アンケートにも「実際の医学部で行うことが具体的に分かって面白かったです。」「成功体験ばかりでなく、うまくいかなく辛い時期のお話も聞けてとても参考になりました。」「医学の道を諦めていましたが、今日のお話を聞いて目指してみようと思いました。」などのコメントが寄せられました。

 

「学校の授業や高校生の出会いの中ではなかなか聞くことのできない話を聞いてもらい、今後の人生の糧や、気づきを得てもらう」という六華ゼミの大きな目的をまさに体現する回となりました。

 

また、講演終了後には、追加で質問をしたいという生徒の長い列ができ、それに一つひとつ誠実に答える菅谷さんの姿が印象的でした。その後、校長室にて感謝状の贈呈が行われ、第3回の六華ゼミは無事終了となりました。

 

さて次回は、10月9日(金)に第4回が開催されます。講師は(株)損害保険ジャパン特命課長から(社福)札幌東川下福祉会理事長に転じた、新堂大介さんが務めます。現在の南高生の中では文系志望者は少数派との事ですが、独特のキャリアを渡り歩いた経験と、その経験を生かしながら経営者として力を発揮する彼のお話もまた、生徒に新しい気づきを与えてくれるものと思います。開催後のレポートを、楽しみにお待ちください。